小学生の最初の塾として、周りで実際に通っているとよく耳にする公文と学研教室ですが、結局なにが違うの?
どっちがいい?
と悩まれている親御さんは多いはずですよね。
こちらの記事では、実際に両方の体験教室に参加して、公文と学研の違いと月謝・勉強内容の比較をしたことをお伝えしていきたいと思います。
最後までぜひ読んでいってくださいね。
Contents
公文と学研はどっちがいい?
有名どころの公文と学研ですが、塾なら同じと思っている人もいるようです。
中には、公文に行っている子は頭がいいと思っていて選ぶ方もいると思います。
ですが、この2つの教室は、実は大きな違う点があるのをご存じですか?
実際に私が子供と一緒に体験してきたことをご紹介していきますね。
KUMON(公文)の特徴
くもんいくもん♪というCMが流れてくると、なんだか歌いたくなってしまいますよね。
やっててよかった公文式、という言葉もありました。
実は、公文では解き方を教わりません。
自分の力で公文のプリント問題を解く方法で「やればできる」という自己肯定感を高めて、挑戦する力を育てていきます。
年齢や学年にこだわらずに、できるところからスタートしていくので、例えば掛け算が出来ない子であれば、実年齢が小学3年生でも2年生の掛け算からスタートすることもあり、自分の力で問題を解いて できた・たのしいという気持ちを引き出すのが特徴です。
公文の先生は教えることはありませんが、困っている子供にはアドバイスはしてくれますので、教えない=放置ということではありませんので、安心してください。
学研教室の特徴
認知能力+非認知能力=生きる力を育む学研教室、というフレーズの学研教室。
知識や計算力など、テストの点数やIQ(知能指数)で数値化できる能力のことが認知能力。
自ら問題を解決していこうとする力、最後まで諦めずにやり抜く力など、数値化が難しい、見えない力のことが非認知能力です。
こちらも公文と同じように子供の自己肯定感を大切にしていますが、実際に感じたのは子供同士による社会性なども大切にしているような雰囲気でした。
学研教室は先生が教えてくれます。
はじめは聞かないで1人でやり、分からない所は自分で先生に聞き、先生は答えを教えるのではなく解き方を教えてくれます。
こちらも公文と同様に、学研も年齢や学年にこだわらず、できるところからスタートします。
実際に入会前には、どのくらいの学力があるかテストをしてスタートを決めました。
我が家が通っている学研では、学校の宿題や学校の授業で分からなかった所までサポートしてくれるステキな先生です!
月謝と勉強内容の比較
それでは、気になる月謝と勉強内容の比較をご紹介していきます!
私の体験と感想になるので、教室により変わることもあるのでご了承くださいね。
月謝はいくら?
月謝の比較表がこちらです。
例として、公文は東京都・神奈川県の月謝を載せています。
KUMON | 学研教室 | |
小学生 1教科 | 7,700円 | - |
小学生 2教科 | 15,400円 | 8,800円(国・算) |
小学生 3教科 | 23,100円 | 13,200円(国・算・英) |
公文は1教科ずつ選べますが、学研教室は国語と算数がセットになっています。
学研は2教科を勉強することが必須になってきていますね。
1教科ごとの単価は公文の方が高いです。
ちなみに、公文の入会金は0円で、学研教室は5,500円かかります。
公文ですと、学べる教科もフランス語やドイツ語、書写・ペン字などがあり、
学研教室は、こどばパーク・ロボットプログラミング・科学教室などがありますね。
それぞれ、特徴があってとても面白いです!
英語も含めて、対応していない教室があるので事前に確認しましょう。
KUMON(公文)の勉強の仕方は?
簡単に説明すると、公文では学校の教科書の内容をやりません。
分かりやすく説明すると、時間・時計・水のかさ・図形などはやらないということです。
私が実際に感じた印象は、ひたすら計算を解いて・解いて・解きまくる「ザ・道場」という感じです。
対象の教科は、国語・算数・英語で、学校のようなテストもやらないのが公文です。
とにかく問題をたくさんこなして自信をつけるという感じでしょうか。
学研教室の勉強の仕方は?
学研教室は、学校の教科書に沿って進んでいきます。
分からない所などを聞きやすい環境を作っている学校と塾の間という印象でした。
学研プリントもイラストがあり、もちろん時間・時計・水のかさ・図形も、やります。
筆記用具も、定規・コンパスなどが必要になってきます。
対象教科は、国語・算数・英語で、定期的に別途費用がかかる学研の学力診断テストなどがあります。
KUMON(公文)の宿題は?
1日に与えられる宿題は、1教科プリント5枚が渡されます。
個人差があるので、できない場合は先生が調整してくれますし、出来る子はもっと増やすこともできるようです。
基本的に保護者が採点をする所が多く、この採点が保護者にとって負担が多くなり、子供より保護者が悩む点でもあります。
どうしても出来ないという場合は、講師に相談すると採点を公文でやってくれることもあるそうです。
学研教室の宿題は?
1日に与えられる宿題は、1教科プリント1枚(裏表)が渡されます。
学研は2教科が必須になるので、1日2枚のプリントが宿題となります。
もっと枚数が欲しいと伝えれば、先生が調整してくれます。
私が調べたところでは、宿題は全て先生が採点をしますので、保護者の負担はかなり少ないです。
公文と学研教室のどっちがいいの?
これは、子供の性格によります。
これにつきますね。
公文も学研教室も、どちらもいい塾ですから正解はありません!
私も、どちらも体験をして悩みましたが、わが子の性格を考慮して学研教室に決めました。
わが子は、恥ずかしがり屋でクラスで手を挙げることが出来ないタイプ。
学校では分からない所も聞くことが出来ない子供なので、話しかけやすい先生で、さらに英語も対応しているアットホームな学研教室を選びました。
3年通っていますが、基礎計算力もありますし、国語の読解も問題ありません。
学校のテストの点数も、公文に通っている子と同等です。
通っている教室の先生は、学校の宿題も見ますよ!と言ってくださり、学習の不安があれば宿題の量を調整してくれます。
もちろん先取りもありますし、つまづけば戻り学習もします。
どちらも体験教室を受け付けているので、実際に体験をしましょう!
まとめ
- 公文は、とにかく解く、解く、解きまくる道場のイメージで、テストがない。
- 宿題は1教科5枚で保護者が採点します。
- 学研教室は、学校の教科書に沿って行って、たまに学力診断テストがある。
- 宿題は1教科1枚で講師が採点します。
この4つの点が大きな違いだと思います。
公文と学研教室は、1番最初に考える子供塾だと思います。
だからこそ、その子にあった塾を選んであげたほうが、勉強が楽しいと思ってもらえるはずです。
月謝や勉強内容の違いだけではなく、毎日の積み重ねが出来るかどうかです。
わが子は毎日、朝起きたらすぐに学研の宿題を2枚取り組みます。
平日・土日祝日も毎日です。
毎日休まずに続けている姿は、本当にすごいなと思っていますし、それが出来るのは、先生の雰囲気・学研が楽しいと思っているからだと思います。
あなたのお子さんにとって、1番いい塾に出会えるお手伝いができたら嬉しいです。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。