ジブリで誰でも知っている魔女の宅急便ですが、ストーリーが進んでいくとキキの魔法が弱くなっていきますよね?
幼い時は、なんでだろうと思いながらハラハラしながら観ていた事を覚えています!
こちらの記事は魔女の宅急便キキの魔法が弱くなった理由は?をお伝えしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください☆
Contents
魔女の宅急便キキの魔法が弱くなった理由は?
主人公の彼女は、ちょっと飛ぶ事が下手な上、なにかと雑な魔法使い。
お母さんにも怒られていましたよね。
彼女がいる世界の魔女は、独り立ちの時に自分で住む街を見つけ、そこで生活していくことがルール。
街の人達と出会って楽しく過ごしているうち、ある日突然に魔法が弱くなります。
なんでそんな事になっちゃったか考察していきますね。
大人になったから?
1人前になる為の修行は、一人で街を見つけて生活するのがルールです。
そこではすべてが初めてだらけ。
今までは優しい人ばかりで、なに不自由なく育っていた彼女は、お孫さんの為にかまどを使って一生懸命に作り、雨に濡れないように届けたニシンのパイを嫌がられたことは、相当なショックを受けたんです。
出鼻をくじかれたというのがピッタリあいます。
そんな中で初めは印象が悪かったトンボが諦めずに接してくれた事も影響があるようです。
恋をしたから?
トンボは、最初からガンガン声をかけてきて慣れ慣れしく、初対面が最悪。
彼は空を飛ぶ事に憧れ、魔女を見つけて興味深々です。
色々と根掘り葉掘り聞き、ちょっと失礼ですよね(笑)
落ち込む彼女を見て、二人で手作りの飛行船を思いっきり自転車をこぎ一瞬フワッと浮きます。
彼の友人に声をかけられた時に、ムッと嫉妬。
洋服も気にしたり、意識をするキキ。
とっても楽しい時間だったのに、嫌な気分にもなって、帰ってくるとジジと会話ができなくなっていました。
男の子と一緒にいる数時間で、楽しくなったり怒ったり、恋する女の子の特徴ですよね。
この気持ちが魔法を弱くしたということはないでしょうか?
キキの魔法が弱くなった理由はトンボのせい?
トンボと人力飛行船をフワッと一瞬飛んで、魔法が取られて弱くなったのでしょうか?
幼い頃の私は修行しに来ているのに、遊んでいたからバチが当たったのかと思ってました。
恋をしたことも原因はあると思いますが、私はそれだけなのかなと疑問に思っているんです。
私の考えをお伝えしますね!
魔法が弱くなったのはトンボのせいじゃない!
結構、トンボと恋をしたから弱くなったという声が聞かれますが、私は違うと思います。
実際、彼のピンチで何とか魔法をひねり出して飛べるようになりました。
火事場の馬鹿力でしたけど。
トンボは、彼女の力を信じていて魔法を思い出させてくれた動力源です。
魔法が弱くなったのはパン屋のオソノさんのせい?
パン屋さんにお世話になった時、ジジが「明日になったら白猫になってる」と言います。
まじょの色って何色ですか?
黒ですよね?
黒猫に黒い服が定番です。
それが「白く」なるということは、魔法が消えるもしくは弱くなるを示唆しているのでしょうか?
これはスタジオジブリの伏せんですね。
オソノさんは、魔女として対応してい部分もキキの心の変化をもたらしているんだと思うんです。
ジジの食事もテーブルじゃなくて床に置きます。
オソノさんは悪気があったわけではないのですが、そのような「普通」の対応が徐々に魔法への影響がでてきたのかなーって思ってます。
魔法が弱くなった理由は子どもから大人になる過程だった
上記を全て考えていくと、小さい時は何も考えずに出来ていたことが、ある日突然、出来なくなってしまう。
そんな事、みなさんにも1度や2度、経験したことがあるのではないでしょうか?
まだ13歳の女の子です。
今までのように子どもではない、社会の厳しさ、友達との付き合い方などを経験しているうち、「あれ?どうやってたんだっけ?」となっただけだと思います。
宮崎駿監督も、飛べなくなった理由はこの年頃の女の子特有の、
- トイレから出ようとした時に恥じらう
- 店番をしている時にデート中のカップルを羨ましいと眺める
と話しているのです。
今までは何も気にしなかったのに、急に気になって出来なくなる、大人への階段を登っている過程なんだと思います。
ネットの口コミも、同じような考えの方もいらっしゃいます。
キキも飛べない時あったんだ〜アスリートやな〜🧹
(もう終わったよもう終わった) #魔女の宅急便
— No Name Bright Future (@hahho_haho) March 22, 2024
録画した「魔女の宅急便」。子どもの時からもう何度も観ているけれど、今の自分とキキが凄く重なって、初めてほろりとした。
魔法が使えなくなって仕事を休んでしまい落ち込むけれど、周りの沢山の人に支えられたり一緒に考えたりして自分を見つめ直して、元気になってまた成長していく#魔女の宅急便— Cocchan🍙🗻 (@mochi_funya) March 26, 2024
ジジと話せなくなったのも大人になったから
ジジと話せなくなる理由も同じです。
子どもの時に、小人を見たとか、ぬいぐるみと話せたとかメルヘンチックなことを言う事がありますよね。
元々、ジジは普通の魔女の使いの猫であって、話していると思い込んでいたのではないでしょうか?
心が成長することにより、ジジと話すことが必要じゃなくなったと予想します。
相思相愛の間柄であれば、言葉は通じなくても分かり合えるものですよね。
たぶんペットを飼っている方ならわかると思いますが、何となくお互いに理解しあえてます。
劇中の二人もそんな間柄だったから会話になっていたのではないでしょうか?
スランプ前のキキは、親の魔法で飛べていた。でも、最後は遂に自分の魔法で飛んだ。ウルスラが、「自分の絵が、誰かの真似だった」とキキのスランプの理由を作中でちゃんと説明している。ジジが話せなくなるのも、ジジがキキのはっきりしない人格が表層化したものだからなので、ジジはもう話さない。
— Hiro GHIBLI (@Hiroki_blues) January 6, 2024
なるほど… ジジはキキの心の代弁者だったのね。ジジが第三者と話さないうんぬんってものキキが話していると思ってるからなのか… 凄い納得できる解釈だわ
— へる (@heru_kuro) July 8, 2011
ラストシーンでキキは飛べたけどジジが言葉を話さないままなのはずっと「ジジの声はキキの心の声」であって「成長したキキにジジの声が必要なくなったから」「変わったのはジジではなくキキ」らしい
— 餃子 (@inmylifexx) January 5, 2018
まとめ
魔女の宅急便キキの魔法が弱くなった理由は?トンボのせい?をお送りしましたが、いかがでしたか?
子供のころから大好きなジブリ映画で、大人になってから見るのと、子供を持ってから見るのは、印象が変わって、とっても楽しい映画です!
魔女の宅急便という発想は、とても面白くて心が温まる内容ですね。
キキの魔法が弱くなり、たくさんの試練をトンボと一緒に乗り越えて成長するお話で、結果的にはスランプだった考察ですね。
最後までお付き合いして下さり、ありがとうございました!